アクセスカウンタ

zoom RSS テーマ「恋愛」のブログ記事

みんなの「恋愛」ブログ


雅沙羅の仲人日記 NO.5

2013/02/21 17:57
雅沙羅の仲人日記 NO.5

≪38歳の葛藤 −結婚願望と恋愛感情へのこだわりの狭間で−≫

「自分は今、婚活中で結婚と恋愛は違うことも分かっているし、今すぐにでも結婚したい気持ちは強いのに…、どうしても心の中のどこかで未だに相手に時めきや恋心を求めてしまう…。婚活パーティに行ってもお見合いをしても、どうしても恋愛相手を求めている自分がいる。そんなんじゃ、いつまでたっても進まないって、分かっている。分かっているんだけど…。」

久美ちゃん(仮名)はその辛い気持ちを何か嫌なものでも吐き出すように口にした。

彼女は2年前くらいから婚活をしていて、結婚相談所にも登録している。
35歳の時に3年付き合っていた彼と別れてから1年、若い頃とは違い何もしないで待っていても出会いが全くないことに気が付き自ら婚活を始めた。
彼女自身も月に3回以上婚活パーティに参加するなど、かなり頑張っている方だ。

彼女は婚活してまで結婚相手をさがすことに抵抗を持つ他の女性とは違い、婚活も出会いの一つだと考えているし、この2年近く婚活もやる気満々で様々な婚活がらみの会にはすすんで参加してきた。


彼女の気持ちはよく分かる。

彼女は今まで華やかと言うか常に情熱的な恋愛をしてきた。
自らが相手を選びしっかり愛し、又相手にも愛されてきた。
そこには時めきもあり歓びや幸せや煌めきと同時に相手を愛するという感情のもとに存在する苦悩や辛さや悲しみもあるが、それこそが恋愛であり、毎日がジェットコースターのごとく、一喜一憂することで日々の生活はかなり刺激的な日々が続いた。

恋愛は当然のようにいつも彼女に寄り添い、彼女を確実に成長させてきた。
たとえそれは結婚に結びつかなかったとしても無駄な恋愛は一つもなかったはずだ。

そんな彼女の思いや言い分はもっともだ。


きっと婚活をしている他の人達の中にも一度でも恋愛経験のある人であれば、そんな思いは心のどこかに絶対ある。
でも相手の男性を目の前にして恋愛感情と同時に結婚願望を優先出来るかは
なかなか難しい。

口では結婚したいと言いながら現実的には恋愛感情を優先してしまうか、結婚しなければならない現実と向かい合うかは、やはり本人の立ち位置の切羽詰まり次第ということなのだろうと思われる。

と言うのも、仕事が安定せず派遣がなかなか決まらないという女性は婚活当初は同じように戸惑いもあるが結構すんなり恋愛感情を捨てることが出来ている。
まあ、言い方は悪いが仕事がダメなら結婚はしなければという、いい意味で割り切りが早く結婚願望を優先しやすい。

久美ちゃんの場合、「絶対、結婚して40歳までには子供を出産する」という目標はあっても、仕事も大手企業に勤めていて安定している上に環境的にも経済的にもかなり恵まれており、自分の立ち位置はしっかりしている。
まあ、逃げ道があるということなのだろう。

普通、2年近く婚活をしていれば自然と割り切りが出来てくるか、又は割り切れずに婚活をやめる人も少なくないのだが、久美ちゃんはそれでも婚活はやめないで頑張っている。

彼女と話をしていると彼女自身も充分その事を理解しているため、私自身も彼女の切実なる思いを聞いていて同じ気持ちにさせられる。


そんな彼女が今年になって初めて口にしたことがある。
「年末に私38歳になって、年を越したら何だか少し切羽詰ってきた感じがする。もしかしたら今年は今までとはちょっと違う気がしてきた…。本当に結婚しなくっちゃと思っている」

私は「へぇ〜」と声を出してしまった。

「お正月、家族で過ごしたんだけど、いつものお正月と違って今年は凄〜く穏やかなお正月だったんだ。その時、私も結婚して自分の家族を作りたいな〜って心から思った。こんな気持ちになったのは初めてだったから自分でもビックリしている。」

その時の彼女はいつもと少し雰囲気が違っていて、私には彼女が結婚を現実的なものとして本気で受け止めたように思えた。

四柱推命鑑定占い的にも久美ちゃんは結婚しなくても一人で生きていこうと思えば生きていける運の持ち主。
それも救いなのだがその救いが又彼女に逃げ道を作ってしまう。

私は毎年鑑定する時にはこの事を彼女に伝えていたが、今年はあえてそのことを言うことはやめた。

38歳の葛藤はまだ今年も続くかもしれない…。
それでも今年久美ちゃんが少しでも本当の意味での婚活に向かい合い、結婚が決まることを心より祈っている。

記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


雅沙羅の仲人日記 NO.4

2012/09/24 17:16
雅沙羅の仲人日記 NO.4

≪いつかは・・・、ないかも!!!≫

四柱推命鑑定占いの依頼人も結婚相談所の方に相談に来る方もそうだが、

最近は本当に「出会いがない」というのが共通点で、
「出会いがない」と言う以前に会社帰りに毎夜出かけたり、
毎週のように土日にスケジュールを入れられるくらい体力的にも金銭的にも余裕がないのが現実で・・・、

時代の流れと同時に生活環境も便利になった分ライフスタイルも変化し、
パソコン、携帯電話も益々進化し、何事も合理的になりがちで
人間関係の方は二の次という傾向が強くなりましたね。

これからもこのような傾向に益々進むのでしょう、きっと。

昔話でなんですが、
私の20代はパソコンも携帯電話もまだ全然普及していない時代ですので、
その分人付き合いだけが仕事終わりの楽しみで、
それも連絡が取り合えなかったり待ち合わせで会えなかったりで、
信じられないくらい毎夜ドラマが起きていました。

又その分、相手を思いやる気持ちが強く、待ち合わせ時間には遅れないとか、
確実に連絡が取れる店での待ち合わせとか、相手の事を凄く考えた行動を取る事など、
20代のうちに人間関係やコミュニケーション能力を沢山勉強させて貰いました。

合理的じゃない事や無駄な事や失敗する事がむしろ新たな出会いや人の優しさを作り出していた時代でした。
男女の出会いも面白いくらい本当に多かったです。


最近はちょっと出かける事にも何かしら理由が必要で、
何となく飲みに行くとか、ちょっと一杯のついでにもう一軒もないし、
飲むのにも理由とそして前もっての時間と場所の約束が必要とか・・・、無駄は何もない。

インターネットの口コミで調べたお店に行くのだから、飛び込みでお店に入る事もない、
又携帯電話でやり取りすれば行き違いも全くない、すべてスケジュール通り、という具合ですから。


「出会い」もあえて出会いと言う約束事を作らないと出会いはないと言っても過言ではない・・・。
本当にそういう意味ではつまんない世の中になってしまいました。


私のところに来る女性達はみんな言う。
≪いつか出会えると思っていた≫と・・・。

もう≪いつかは・・・≫ないのかもしれない。


四柱推命鑑定占いをしていて最近は結婚の相談が多く、
その殆どの女性達が「結婚をしたい」と言うが、
実際のところ婚活をしている女性としいていない女性の差が凄く激しいのを感じる。

婚活に励んでいる女性達は何かしら切羽詰まった現状がそこにあり、
又この先一人で生きていく不安や自信などを含め、婚活しなければならない事を
彼女達自身が自分で理解し納得した上で覚悟が出来た女性達が多い。


私が婚活支援の【月下老人】で今お世話している女性達が35歳以上という事もあって、
年齢が一つ増える事にどんどん狭まる婚活の道の現実を知れば知るほど女性達には、
もしいつかは結婚したいと思っているのなら、すぐにでも婚活を始める事をお勧めしたい。

「来年から・・・」とか「もうちょっと先に…」とか、
その言葉の先は本当に信じられないほど厳しい婚活の道になってしまっている現実がある。

≪出会いは作らなければ・・・≫
合コンでも街コンでもいい、婚活パーティーでもいい、結婚相談所でもいい、

自らが動かなければ何も始まらない…。
誰かや何かをあてにしても今日と明日は変わらない。

貴方のちょっとした今日の勇気と行動力が貴方の明日を変えるのだから。
記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


占い付き合コン・お見合いセッティングのお知らせ

2012/05/11 14:56
こんにちは。

今まで雅沙羅の四柱推命鑑定占いを受けたお客様を中心に
★占い付きの合コン・及びお見合いのセッティングを始めます。

 昨今、地震があった事も切っ掛けですが、
 占いでも結婚相談が多く、その殆どが出会いがないという事ですので、
 是非、皆様のお役に少しでも立てれればと思います。

 遊びの合コンではなく、占い付き完全ホローの合コンを考えていますので
 結構、真面目な合コンだと思って下さい。

※登録ではないので合コンやお見合いをしたい人からセッティングをさせて頂きます。
 親切ごころやお節介おばさんの気持ちからですので、
 年齢などの関係上、なかなかセッティングが思うようにいかない場合も
 あると思いますが御了承下さいネ。

 是非、独身の方はガンガン何回でも参加して下さい!
 
 又結婚している方も部下や友人・知人で結婚していない人で出会いが
 少ない方がいましたら是非紹介して下さい!
 部下とのコミュニケーションの一つにして頂ければ嬉しいです。

 @ 既に鑑定占いをした事があり、鑑定表が出来ている方は
   参加希望と生年月日をメールで送って下さい。

 A 今まで鑑定した事のない方が参加するには生年月日と生まれた時間が
   必要ですので、参加希望の方はメールで送って下さい。

 B 又紹介したい部下や知人のいる方はその紹介したい方の名前と
   生年月日と生まれた時間をメールで送って下さい。

 C セッティング料や紹介料は無料ですが、
   セッティング場所は『楽屋』ですので
   当日の飲み代だけは5000円掛かりますので御了承下さい。


 ●占い付きの合コンについては

 @ 基本的には2対2から3対3でセッティングをしたいので
   初めは全員が全くの他人同士では多少無理があると思いますので、
   2人か3人で参加してもらいます。
   自分以外の方の生年月日はセッティングが出来次第、お聞きします。

 ●お見合いセッティングについて

 @ 完全1対1のセッティングとなりますが、
   勿論しっかりホローに入りますので安心して下さい。

 A お見合いセッティングの場合はセッティング前に一度お会いしたいので、
   占い鑑定を受けていない方は占い鑑定を一度させて貰うか、
   夜、一度お店に飲みに来て頂きと思います。


詳しい事は又電話でもメールでも聞いて下さいネ。。。
では皆様の御参加希望をお待ちしています。

090−2672−6011
sala-gakuya@kuh.biglobe.ne.jp

記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


「運命の扉 NO.32」 〜 許されない愛 〜

2007/04/21 19:14
『運命の扉 NO.32』 〜 許されない愛 B 〜

そして彼女の今の思いが永遠に語られた。
憎んではいけない姉を憎み、そして憎みきれずに自分を責め、義兄への愛する思いを
止める事も出来ず流されては引き返し、今の彼女は行き場を失い自分自身をも失おうとして
いた。

32歳の平凡なOLは姿を変え、恋する天使と悪魔の顔で笑う、それは醜くもあり痛々しくも
ある一人の女性の姿だった。

「本当にお姉さんは貴方とお兄さんの事、全然気が付いてないの?」
彼女の話が終わると私は聞いた。
「姉は私の事・・・、馬鹿にしているって言うか、まだまだ子供だって思っているんです。
だから、まさかお兄さんが私に愚痴をこぼしているなんて、全然思っていないんです・・・」
諦めたように彼女は言った。

「困ったわね、相手がまだ他人なら・・・、少しは状態が変わるけど、身内じゃね〜。
それに今はお姉さん気が付いてないかもしれないけど、話を聞いた限りではお姉さんが
気付くのはもう時間の問題だね!」
「そう思いますか?」
彼女もその時のことを考えてか、真剣な顔つきになった。

「大変な事になっちゃうね、お姉さんがこの事を知ったら!お兄さんはどう考えているん
だろう?」
私はこの先、彼女に起こりうる恋愛関係と姉妹関係と二つの別れが訪れる事を考えて
急に不安になった。
「兄は・・・、何にも言わないんです。ただ姉に知られる事は凄く恐れていて・・・、
先週も姉の出張があったんですが、その事に付いて話しをしたんですが・・・、
結局はSEXして終わっちゃって・・・、こんなことじゃ・・・、どうしたらいいんですかね?」

「お兄さんもお姉さんに気が付かれるのを恐れているくらいだから、これから貴方とどうにか
なろうとは思っていないって事じゃないかな〜。
ただ、今お姉さんが仕事に出てしまって寂しいっていうだけじゃないの?
そんな時に貴方がそばにたまたま居たって感じ?
多分お兄さんは何かが起こっても貴方の味方は絶対しないと思う!」
私の言葉に見る見るうちに彼女の瞳が赤くなって涙でいっぱいになった。
私は彼女のその涙を無視して続けた。
「もう二度と、お姉さんから留守を頼まれても断った方がいいと思う。お姉さんの家に
行かない事が大切!ね、大変な事になる前に・・・。貴方だけが悪者になる前に・・・」
彼女のか細い声が震えながら言った。
「やっぱり諦めるしかないんですね・・・」
「それが一番いい事だと思う、今は!」

もう彼女は何も言わなかった。
いいや既に・・・、彼女は私の所に来る前に分かっていた。そして決めていた。
そして答えを出していたんだ。

義兄の事を諦めきれずに流されるままの時間の中で、あるはずの舵を取ることを許されず、
彼女は一人で漂って傷付いてボロボロになって行き先も分からず・・・、
そしてその後に来る未来は・・・、何もない。

人を好きになる事は本当に難しい。
与えるだけだったら、こんな苦しみはない。
今は彼女に疲れ切った身体と心をゆっくり休めて欲しいと心から思った。
そして彼女の思いを受け止められる相手と、今度は素敵な恋をして欲しいと思った。
記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


「運命の扉 NO.32」 〜 許されない愛 〜

2007/04/19 16:00
『運命の扉 NO.32』 〜 許されない愛 A 〜

私は彼女の沈黙に付き合っていたので、彼女の急な質問にビックリしてしまった。
「私と彼の相性は、どうなんでしょうか?」
「ああ、ちょっと待って」
落ち着かない様子で私の顔に穴が開くくらい強い視線を送る彼女を真横に座りながら
私は感じていた。

「う〜ん、悪くはないけど・・・、あまり」
「悪くはないけど、何ですか?」
私の言葉が彼女の言葉に消されてしまった。
「あまり良い方ではないわね。と言うか、貴方は彼と居ると結構苦労するかも・・・。
彼に振り回される可能性が高いかもね」
彼女にはどうも納得する部分があるのか、何度も頷きながら言った。
「そうですか・・・」

「あの、もし彼と彼女が結婚したら、別れるって事はないですか?」
「そうね、ハッキリは言えないけど、別れにくいって事はあるわね。
二人はもうそんな関係なの?もしそうなら、貴方にとって彼はあまり良い人ではないから、
この際彼の事はやめた方がいいんじゃないかな?」
私は思い切って言った。

少し黙っていた彼女は私が予想していた反応とはあまりにも違う言葉を言ったので
私も驚いた。

普通、こんな場合「どうにか上手くいく方法はないか」とか「どうしたら彼が自分を
好きになってくれるか」といったような反応をしてくる女性が多い。
しかし彼女は違っていた。
「私も・・・、忘れたい・・・」
そして彼女はゆっくり話始めた。

女性の方は自分3歳上の本当の姉で、男性の方は既にその姉と結婚している
彼女にとっては義兄だった。
二人は社内結婚をして8年も経っており、子供も一人いた。
彼女の姉は子供が小学生になるのを機に勤めに出始めた。
ある日その姉が出張をする事になり、彼女が留守を頼まれ義兄と子供の面倒を見る事に
なった。
普段から姉の勤めに不満を抱いていた義兄はその夜彼女に姉が仕事をする事について
相談した。
最初はパートの約束だった姉の仕事は次第にハードになり、結婚する前はバリバリの
キャリアウーマンとして働いていた姉は水を得た魚のように仕事に没頭し始め
家族の事は二の次となっていた。
その事で義兄はかなり悩んでいた。
事実、彼女に留守を頼んできた事も義兄の怒りを少しでも抑える為だった。
彼女にとって義兄は姉と結婚する前から憧れを抱いていた相手であり、姉と結婚してからは
理想の旦那様としていつも身近に感じていた。
酔った事とは言え、その夜二人は男女の関係を持ってしまった。
何も知らない姉は「貴方が留守をしてくれると彼も子供も機嫌がイイから、安心しちゃう!」と
益々出張を増やすようになった。
その都度二人は関係を結び、今や彼女にとっても義兄にとっても姉の出張が楽しみに
なってしまった。

「私、子供の頃から姉にはコンプレックスがあって、大人になってからも姉は綺麗で仕事も
出来て、素敵な旦那様とも結婚して・・・、初めは、そんな姉のものを取ってやるって感じで、
義兄とのSEXを二人が普段寝ているベッドで思いっきり楽しんでいました。
見返してやるって言うか・・・、義兄が姉とのSEXより私とのSEXの方が合うとか言わて・・・、
凄く満足していたんですが・・・、でも今は本当に義兄の事が好きで・・・、
姉が他に好きな人でも出来ればいいとか、姉が出張で事故でもあって死んでしまえばいい
とか・・・、最近ではそんな怖い事まで考えるようになってしまって・・・、
誰にも相談出来なくて・・・」


Bにつづく
記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


「運命の扉 NO.32」 〜 許されない愛 〜

2007/04/18 20:35
『運命の扉 NO.32』 〜 許されない愛 @ 〜

「私の生年月日以外に、後この二人との相性を見て欲しいのですが・・・」
私の隣に座った彼女は彼女自身の鑑定がある程度終わると、お財布の中から大切そうに
生年月日が二つ書かれたメモを取り出して言った。
「じゃ、その生年月日を言ってみて!」
彼女は自分の生年月日より少し年上の二人の生年月日を言った。

私は彼女から聞いた生年月日で鑑定書を作りながら彼女に尋ねていく。
「二人とも好きなの?」
「あっ、いえ一人は女性なんで・・・」
「えっ?」
驚きで顔を上げた私に彼女も気が付いて慌てて言った。

「いえ、私はレズじゃないですから!大丈夫です」
「ああ、ちょっと待ってね。こっちが男性ね。今鑑定書を作っちゃうから」
私はとにかく彼女から言われた生年月日から二つの鑑定書を作り始めた。

彼女はコンピューター会社にお勤めの32歳のOLだった。
見た目は普通のOLとなんら変わらなかったし、相談内容も仕事の事や結婚の事など、
一般のOL女性が聞きたい事を聞いてきた。

ただし、それは最初だけだった。
彼女が二つの生年月日を言う前だけの事だった。

普通の彼女の顔の奥に隠された本来の姿は・・・、義兄への許されない愛に思い悩み、
それゆえに自らの姉への嫉妬に狂うという煉獄で喘ぎ苦しむ救いがたい女性だった。

初めに彼女は女性の方の生年月日が自分の姉の生年月日とは言わなかった。
ただ自分との相性を聞きたいという前に、後から言った二人の相性を聞いてきた。
「えっ、なんで貴方との相性じゃないの?この二人は恋人同士か何か?」
彼女は少し躊躇して頷いた。
「じゃ、三角関係っていうこと?」
「・・・、そんな感じです」
歯切れが悪い彼女の返答が続く。
私はそれに関しては何も言わず、黙々と二人の相性について鑑定し始めた。

「彼と彼女の相性は結構いいね〜。あっ、恋愛時期って言うか、恋愛運が同じ時に
回っているから、この二人の場合結婚の話が出たら、簡単に決まる可能性があるかも・・・」
「ああ、そうですか・・・」
私の言葉に肩を落として力が抜けた感じの彼女が独り言のように言ったのが印象的だった。
そして彼女はまったく私の存在を忘れたかのようにそのまま黙ってしまった。

Aにつづく
記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


「運命の扉 NO.31」 〜 復活愛にかける女 〜

2007/04/12 15:20
『運命の扉 NO.31』 〜 復活愛にかける女 B 〜

「復活したいんなら、彼にチャント告白しなきゃね・・・、何て言って復活するか、考えよう!」
「エッ、だってダメなんですよね」
「占い的にはって、言ったでしょ。このままより前に進んだ方がイイと思うから・・・、
彼に告白しよう。そうしたら復活出来るかもしれないじゃない!」
「でも・・・」
「でもじゃないよ、復活したいんでしょ?
夢の中で復活したいって言っていてもしょうがないじゃない」
彼女は黙ってしまった。
「もう3年も夢の中で言い続けているんでしょ?これ以上時間を使うのは無駄だと思う。
もう充分彼の事を思い続けてきたんだから、その思いを彼にぶつける時だと思うよ。
でなきゃ、それこそ、この3年間の思いが無駄になるじゃない!」
彼女は考えていた。
そんな彼女に私は最後の一言を言った。
「彼と復活するには、どうしても彼の気持ちが必要になるでしょ。
彼の気持ちがなきゃ、復活出来ないよ!私が言っている事分かるでしょ?」

そんなこと言わなくても彼女には充分過ぎるくらい分かっている事なのだ。
この3年間、その思いだけで彼女は生きてきたんだから。

私の横で彼女の心臓の音が大きく悲鳴を上げていた。
私がその音に居たたまれなくなって、彼女に声を掛けたと同時に彼女の声が一つの結論を
出した。

「今直ぐ、答えを出す事はないよ・・・」
「今ここで、彼に電話してみて聞いていいですか?」
「えっ?」
「一人じゃ、言えない・・・」
彼女の顔はしっかりしていた。
「うん、いいよ。一緒に聞いていてあげるから、頑張って」

そして彼女は3年前から一度も掛けていない、錆び付いた電話番号に電話をした。

4回目のコールで彼は電話に出た。
「あっ、私・・・」
研ぎ澄まされた静寂の中から、電話をしている彼女の隣にいた私にも彼の声が
はっきり聞こえた。
「ああ、元気?」

同じ会社に別れた後でも3年も一緒にいて、すれ違ったりしているんだから元気もないだろうと
私が思った瞬間、彼女もその言葉の意味を悟っていた。
少しの沈黙の後、遠い昔の男に彼女は言った。
「あの時、さよならって言ってくれなかったから・・・、貴方のさよならが聞きたい・・・」
既に標本化された男の声が遠くで言っていた。
「さよなら・・・」
そしてツーツーとゲームオーバーの合図が彼女の恋に幕を降ろした。

携帯電話を置いた後、両手で顔を覆いながら彼女は独り言のように震える声で言った。
「私、何でもっと早く彼に聞かなかったんだろう?あの時、たった一言さよならって彼が・・・、
言ってくれれば・・・、終われたのに・・・」
私は泣き崩れる彼女の背中をさすりながら、
「今、終わった、今チャント終わったんだよ。大丈夫、大丈夫、大丈夫だから」
と言い続けた。
30分くらい泣いた後、何回も何回も「ごめんなさい」と「すみません」を繰り返して
彼女は帰って行った。

彼女の帰り姿を見送りながら、落ちていた「やっぱり」と「さよなら」を拾い、
私と似ているなと思った。
そこには女のプライドという破片が沢山刺さっていた。

記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


「運命の扉 NO.31」 〜 復活愛にかける女 〜

2007/04/11 15:45
『運命の扉 NO.31』 〜 復活愛にかける女 A 〜

彼女は言わなかった。
「やっぱり」と・・・。
その代わり鑑定書を食い入るように見詰めると、
「何とかして欲しいんですが・・・」と言った。
「ええ?何とかって?・・・だって別れたんでしょ?」

彼女と彼は3年も前に終っていた。
「ただただ、忘れられない。他の人と付き合ってもダメなんです、彼じゃないと・・・」
彼は同じ会社にいるので時々社内ですれ違う事もあると言う。
「彼に彼女がいるとか、どうでもいいんです。私・・・、彼と復活したいんです」
「でも、恋愛って一人じゃ出来ないでしょ?」
「何とかして下さい!」

何とかして下さいと言われても・・・、相手の事はどうでもいいんじゃ・・・、
占う必要もないんじゃないか・・・。
何を鑑定していいやら困りながらも私は彼女の話を聞く。

「嫌いになって別れた訳じゃないから・・・、何かあって別れた訳じゃないから、だと思うんです」
彼女と彼の別れは自然消滅でチャントした別れをしていなかった。

「もし、彼からしっかり別れを言われたら、諦められるの?」
「えっ?」
「だって、貴方の話聞いていると、貴方の中ではまだ終わっていないんだよね、
彼との恋愛が?」
私と彼女の間で会話が止まった。

もはや占いの結果なんかどうでも良かった彼女に、占いの鑑定の結果を
私はゆっくり話し出す。

彼女自身の結婚の時期を含めた恋愛や彼の結婚の時期、又彼との相性等など。
少し経つと最初は真剣に聞いていなかった彼女も時々質問もするようになっていた。

四柱推命でも「焼けボックリに火」という運を最初から持っている人がいる。
又めぐり合う人生の中で、その運が回ってくる人もいる。
しかしそれは基本的にはあまり良いものとされておらず、
結婚した人が、かつての恋人に同窓会などで再会してしまって不倫に発展する等、
ややこしい事に巻き込まれる事が多いので注意を促すようにしている。
この事も彼女に説明した。
勿論彼女も彼もその運を持ち合わせていないし、めぐり来る人生の中でもない。

「貴方と彼には、四柱推命の占い的には、焼けボックリに火は無いという事、
ただし占い的にはね」

そう私が言った時、彼女の背中がガクッと崩れた気がした。

彼女が占いなんかどうでもいいんじゃなくて、占いだけに賭けて私の所に来た事がこの時
分かった。
今となっては彼女にとって占いだけが彼女と彼を結び付ける唯一の赤い糸となっていた。

よく考えれば、彼と別れた後も同じ会社に3年もいてこの3年彼との接触は一切ないと
なれば、現実は彼女にとって相当厳しいものになっているはず。
話を聞いただけでも、彼女の彼への思いは凄まじいくらいに愛情で溢れている。
多分それは3年前付き合っていた頃となんら変わらないのだろう。
その愛情の行方が今は彼女と現実との間ですれ違って、彼女を苦しめ続けている。

「もう、限界だろう・・・」
そう呟いた私の言葉に彼女の手が震えていた。


Bにつづく
記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


「運命の扉 NO.31」 〜 復活愛にかける女 〜

2007/04/05 18:21
『運命の扉 NO.31』 〜 復活愛にかける女 @ 〜

「あの〜、この人と私の相性もみて貰っていいですか?・・・、もう別れた人なんですが・・・」

鑑定中に一番多い質問。
そして、それはすでに終わった恋・・・。
今じゃない・・・、過去の男との相性・・・。
遠い記憶の彼方から引き出した恋・・・。
彼女の人生においてきた恋人・・・。

何故終わった恋なのに・・・、といつも思いながら黙って私は鑑定をする。
どう私が答えても同じ反応をするだろうと思われる、たった一言の言葉。
「ああ、やっぱり!」

やいゆえよの「や」と小さ過ぎるほどの「っ」とぱぴぷぺぽの「ぱ」とらりるれろの「り」で綴らる、
ただの「やっぱり」なのに、彼女にとっては彼女の人生が沢山詰まった「やっぱり」

その一言があまりにも悲しく切なくて、いつも何も言わず鑑定してしまう私・・・。

それで耐えられるのなら、それで許されるのなら、それで頑張れるのなら、
それで自分を保てるのなら、それでもいいと思うなら、それで安心するのなら。
そしてこれから元気に生きて行けるのなら何度でも聞いてくれ!

女は面白い。
自分が女だから、そう思うのか・・・、凄く気持ちはよく分かる・・・。
どこかで自信が欲しい、確実な、私は間違っていなかったんだと・・・、
そう人に言える自信が・・・、いやそう言っている自分に自信が欲しい。

「行かないで・・・」
そう言った彼女の横で崩れたプライドの破片が散らかっていた。
「でも、仕方ないじゃないか!君がそう望んでいるのだから・・・」
違うと叫びたいのに、その崩れたプライドの破片を拾い集めながら彼女は口を閉じた。
その寝ぼけたプライドが彼女の邪魔をした。
「今の君の気持ちが全く分からないよ、僕に何を望んでいるのか!とにかく少し離れた方が
いいと思う」
そう言って去って行く彼の背中に彼女は呟いていた。
「何で、さよならって言わないの!いつもは・・・、言っていたじゃない!」

しかしその思いは彼には伝わらなかった。
3メートル、8メートル、20メートル・・・。
離れていく彼の背中。
今、今言わなければ、今、今彼を引き止めなければ、私達は終わってしまう。
分かっていても、分かっていても、どうしていいか分からない彼女の目から熱い涙が
こぼれた。
もう一度だけ、もう一度だけ、彼が振り向いてくれたら、このプライドは絶対捨てられる。
心の中の彼女が叫んでいる。
届け、この思い。届け、私の涙。
しかし彼女の思いの時間だけが一人過ぎていった・・・。


Aにつづく
記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


「運命の扉 NO.28」 〜 曖昧な関係 〜

2007/03/13 15:44
『運命の扉 NO.28』 〜 曖昧な関係 A 〜

「どうしたら彼の方から結婚の言葉を聞けますかねえ〜?」
「う〜ん、今の状態では、彼からって言うのは難しいと思うよ」
「でも結婚運が回っているんですよね?」
「うん、占いではね!でも行動を起こしているのは彼なんだから、
彼の気持ちがそうじゃなければ、それは起こらないことでしょ?」
こんな押し問答のような会話が彼女と私の中で10分以上続いた。

「それより、貴方の事はいいの?」
「あっそうだ!私の結婚運はどうなんですか?」
あらかじめ鑑定してあった彼女の結果を話した。

彼女の男性運も悪くはなく結婚運もしっかりしている。
「じゃ、私も結婚してもおかしくないんですね?」
「そうね、でも二人とも結婚運が回っているのに、その動きにならないと言う事は、
長すぎた春かもね〜」
「え〜、私達、相性が悪いんですか?」
「ううん、相性も悪くないよ。だからさ、本当に長すぎちゃった春って事にもなるでしょ?」
「え〜、・・・・」
彼女は落ち込んで黙ってしまった。

私は彼女の事を可哀想に思いながらも現状のことを話し始めた。
「本当に彼と結婚したいと思うなら、怖いかもしれないけど、彼に正直に今の気持ちを話して、
彼の意思を確かめなければ、何も進まないと思う。
結婚運はしっかりあるんだから、まず彼とのことをチャントしてから、
その後の事は又別問題だと思うよ。
このままが嫌だと本当に思っているなら、勇気を出して彼に聞いてみた方がいいよ。
案外、貴方が言ったことで彼も、一歩を踏み出せるかもしれないよ。
今の状態は二人ともマンネリ化してしまって、考える状態じゃないと思う。
話を聞けば、二人の間で困っている事も無いらしいし、都合悪い事も何もないんでしょ?」

「本当に何もないんです」
彼女がポツリと言った。

「だったらなおさら、言わなければダメだね。今日、明日中に言える?」
結論を出せない彼女に逃げ道を作らせない気持ちで挑む。

何も言わない彼女。
「だったらこれ以上は、アドバイスは無理だから、家に帰って、
彼を前にしてゆっくり考えてみたら」
キリッとした目で私を見つめ返した彼女を見て大丈夫と思う、私がいる。
彼女は絶対大丈夫と心から思う。
彼女は今夜必ず彼に言うだろうと思った。

10日後、彼女からメールが届いた。
やはり残念の結果だった。

メールにはこの何日間の生々しい修羅場が描かれていた。
7年間の彼への思いと、可愛さあまって憎さ百倍の感情が行き先を失って、
私への恨みや怒りとなってメールに綴られていた。

「言うんじゃなかった」という事なのである。
言わなければ、何も変わらず二人で今でも暮らせてたと言う事。
占いさえしなければ、二人はそのまま幸せだったと言う事。

私は鑑定の時に話した事を又メールにすべて書いて送った。

例え「別れ」が辛い行動でも、彼女が新たな行動を起こした事で良い運が開花されるので、
それを逃がして欲しくなかったから。

それから1ヵ月後、落ち着いた彼女から長い長いお詫びのメールが届いた。
それと一緒に新たな鑑定依頼の予約希望日が何日か書かれていた。

最後に「ごめんなさい、ありがとうございました」の後に
作られた彼女の泣き笑いの顔の絵文字が印象的だった。

今度こそ本当にこの絵文字のように彼女の運命の扉が開く事を心から祈った。

記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


タイトル 日 時
「運命の扉 NO.28」 〜 曖昧な関係 〜 
『運命の扉 NO.28』 〜 曖昧な関係 @ 〜 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2007/03/12 18:03
「運命の扉 NO.20」 〜 あの人を殺して 〜
『運命の扉 NO.20』 〜 あの人を殺して B 〜 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/12/22 18:33
「運命の扉 NO.20」 〜 あの人を殺して 〜
『運命の扉 NO.20』 〜 あの人を殺して A 〜 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/12/21 16:12
「運命の扉 NO.20」 〜 あの人を殺して 〜
『運命の扉 NO.20』 〜 あの人を殺して @ 〜 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/12/20 18:18
「運命の扉 NO.15」 〜 孤独の肖像  〜
『運命の扉 NO.15』 〜 孤独の肖像 C 〜 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/11/16 18:04
「運命の扉 NO.15」 〜 孤独の肖像 〜
『運命の扉 NO.15』 〜 孤独の肖像 B 〜 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/11/14 18:06
「運命の扉 NO.15」 〜 孤独の肖像 〜
『運命の扉 NO.15』 〜 孤独の肖像 A 〜 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/11/13 20:03
「運命の扉 NO.15」 〜 孤独の肖像 〜
『運命の扉 NO.15』 〜 孤独の肖像 @ 〜 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/11/09 17:50
「運命の扉 NO.10」 〜 海に溺れた月 〜
『運命の扉 NO.10』 〜 海に溺れた月 B 〜 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/10/05 17:27
「運命の扉 NO.10」 〜 海に溺れた月 〜
『運命の扉 NO.10』 〜 海に溺れた月 A 〜 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/10/04 20:43
「運命の扉 NO.10」 〜 海に溺れた月 〜
『運命の扉 NO.10』 〜 海に溺れた月 @ 〜 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/10/03 20:03
「運命の扉 NO.8」 〜 恋愛幻夢(れんあいげいむ) 〜
『運命の扉 NO.8』 〜 恋愛幻夢(れんあいげいむ) B 〜 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/09/22 19:45
「運命の扉 NO.8」 〜 恋愛幻夢(れんあいげいむ) 〜
『運命の扉 NO.8』 〜 恋愛幻夢(れんあいげいむ) A 〜 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/09/21 15:23
「運命の扉 NO.8」 〜 恋愛幻夢(れんあいげいむ) 〜
『運命の扉 NO.8』 〜 恋愛幻夢(れんあいげいむ) @ 〜 ...続きを見る

ブログ気持玉 / トラックバック / コメント

2006/09/20 21:02

トップへ | みんなの「恋愛」ブログ

四柱推命鑑定師 雅沙羅の占い日記 恋愛のテーマ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる