「運命の扉 NO.8」 ~ 恋愛幻夢(れんあいげいむ) ~

『運命の扉 NO.8』 ~ 恋愛幻夢(れんあいげいむ) ③ ~


彼女の帰った後、私はやはり、2年間もメールだけであれだけ人を愛せるだろうか?
信頼できるだろうか?
もしかしたら彼女の話すべてが嘘なのかも・・・と思えてしかたがなかった。

しかし帰る間際に、会ってもいない彼にお金をどうやって渡したのかと彼女に聞くと、
彼がメールで書いてきた口座に振り込んだと言って、その銀行の名前まで言った話は
みょうに生々しかった。

今の彼女に何を言っても駄目だろうと、その時判断した私は『正しかった』と思っている。
確かにその事は後悔していない・・・が、
占い師としてもっと適切なアドバイスが出来なかったのかと、私自身の人間の未熟さを
感じた。
例え、それが占いの範囲ではないと解っていても・・・。

私は直ぐに彼女にメールを送った。
『1ヵ月に1回はもし良かったら彼との事を聞かせて』と。
それは彼女に対してのお詫びのつもりだった。

もう7回も長い長いメールが彼女から1ヵ月毎に送られてきている。
時々彼から送られてきたと言うメールの文も含まれている。
相変わらずメールの中の二人は仲の良い恋人同士だった。

彼女は、まだ未だに「幻の男」に恋している。


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