「運命の扉 NO.14」 ~ 太陽の王国 ~

『運命の扉 NO.14』 ~ 太陽の王国 ① ~

私の占いが、まだ海のものとも山のものとも判らない頃から、
唯一私の占いを信じてくれた人達がいる。

私の占いの鑑定度の成長とともに、彼らの会社も成長してきた。

私のアドバイスに丁寧に頷き、次々と発展的な質問を浴びせ、
様々な災難や苦難を自らの力で彼らは乗り越えてきた。
何かある度に相談に来てくれて、その都度彼らは自らの道を切り開いてきた。

一人の夢が二人の夢を呼び寄せた。
三人のそれぞれの夢が一つに重なり合い、大きな未来を生んだ。
そして三人はそれぞれの才能をそれぞれの場所で生かし、
一つの王国を今作り上げようとしていた。

それは、ちょうど645年に起こった大化の改新を私に思い出させた。
中大兄皇子と大海人皇子と中臣鎌足の三人が作り上げた飛鳥時代を・・・。
火・水・木、情熱・智能・仁義が作り上げた律令国家。
三人の夢が一つになった結晶。

私はいつしか彼らに夢を見るようになった。
大きくなって欲しい、もっと、もっと。
ドンドン大きくなって、私の手に届かないような会社になって欲しい。


夢の第一段階は突然やって来た。

社員が増えるにあたり、三人の立場に微妙な変化が現れた。
表向きは、社長、副社長、専務という形を取ってはいるが、
これでは無理が出てきたと言うのだ。

それは社長自らの相談だった。
「自分は、会長という形にして、今の副社長に社長に成ってもらい、
対外的な事は彼にやってもらうというのは、どうだろうか?」

私はこの時、彼の器の大きさを知った。
彼はイケイケ・ドンドン系で、確かに好きな人には良いが、嫌いな人もいるだろう。
彼自身も前からその事は気にしていたが、
今までは個人相手の仕事だったが、これからは会社相手の仕事が多くなるので
人に対してあたりの良い副社長のほうが良いのではという事だった。

私は直ぐに賛成した。
三人とも現場が大好きなので役職が変わるだけで今までどおり何も変わらない。

彼らの強みは、社長だろうが、副社長だろうが、専務だろうが、
一番底辺の現場で働く事を嫌がらないで進んで現場に出れるという事。
彼らの会社の基盤である営業が三人が三人とも大好きなのである。

社長は次の日その事を二人に伝えて、早速その日から会長になった。

夢の第一段階は彼の器の大きさで作られた。


②につづく

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック