「運命の扉 NO.15」 ~ 孤独の肖像 ~

『運命の扉 NO.15』 ~ 孤独の肖像 ① ~

最近、占い鑑定に来る30代後半の女性の中に、
自分でマンションを買って所有している方が大変多いのにはびっくりさせられます。
私も同世代なので本当に感心します。

同じ時間を過ごして来たはずなのに、宵越しの金を持たない事を心情に
全く未だに貯金の無い私にはどうしたら買えるのだろうと不思議でなりません。
何が彼女達と違ったのだろう?
人はそれぞれ様々だな~と本当に感じずにはいられません。

今回はそんな女性の中のある一人の方のお話をします。

本人の希望で、
「是非書いて下さい、『私の悲しい物語』を。
マンションなんて自分で買うもんじゃない!
旦那に買ってもらうもんだ~い!」
と言う彼女のリクエストにお答えしたものです。

彼女のカラ元気な明るさが・・・、
無理矢理笑いながら私に言った「買ってもらうもんだ~い!」が私を堪らなく悲しくさせた。
私が彼女と同じ歳だったせいかもしれない。
もし彼女が今人生を諦めたら、私の人生も終ってしまうのではないかと
不安になったのかもしれない。

一人暮らしの彼女の自分で買ったマンションの壁一面にある筈のない【孤独の肖像】が
映し出されていた。
そして、その肖像画はすべて悲しみに震えていた。
そして、その肖像画から流れ落ちた涙・・・。
それは彼女の今まで口に出さなかった思い・・・。

彼女は私のホームページにある、
この「雅沙羅の占い日記・運命の扉」を見て鑑定予約を入れてきた。
占いの後、この先諦めないで必ず幸せをつかむ努力をしてくれるなら、
この日記に書いてもいいと私は彼女に約束した。

【孤独の肖像】が又、無理矢理笑った。


彼女は4年生の大学を卒業すると小さな出版会社に勤めた。
その頃は仕事は腰掛程度に考えていたらしい。
普通の女の子が夢見るように、3~4年勤めて結婚して家庭に入って子供を生んで・・・と
考えていた。

仕事は会社が小さかったため色々な事をやらせて貰え、
又人間関係も少ない社員のせいもあってか和気あいあいとしたもので、
本当に恵まれていたと言う。
しかし人数が少ないというのは、それはそれで他の問題もでてくる。
社員が多い会社と違って、社内恋愛になると直ぐ周りにばれるし、
又別れる事になれば会社には居づらくなるという問題もある。

高校時代も大学生時代も同級生や先輩の学生としか付き合った事の無かった彼女は、
働いている男性の魅力に尊敬を抱いて会社に入って間もなく社内恋愛に陥ってしまった。
当然ながら周りに知られる事となり、冷やかされながらも幸せな時が過ぎていったと言う。
別れる時の事など考えもせず。
子供だった彼女にとって、彼は遥か年上の大人の気がしていた。
「もしかしたら、この人と結婚するのかも・・・?」
こんな事を最初の頃は何回、何十回、何百回も夢見た。

しかし、その蜜月は彼女が仕事に馴れドンドン覚える事によって壊れていった。


②につづく

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