「運命の扉 NO.21」 ~ 年下の男の子 ~

『運命の扉 NO.21』 ~ 年下の男の子 ③ ~

「何だか私、彼と結婚したいのか、ただ単に結婚をしたいのか、分からなくなっちゃた」
「人には色々家庭の事情も有るし考えもあるから一概には言えないけど、まずどうして
30歳までに結婚したいのかも、考えた方がいいと思うよ」

私は30代になって焦りが無くなった女の子達の話をした。
「私も、やっぱり30歳前にして、ちょっと・・・焦ったかな。でも誕生日は来ちゃうんだよね、
勝手に!昔は両親も煩く言うし、仕事もまともに与えてもらえなかったから結婚するのが
一番いいと思われていたけど、今はね・・・」
「そう言えば、何で私30歳までに結婚したいんだろう?」
そう呟きながら彼女は黙ってしまった。

私はさり気なく彼女の全体の鑑定を始めた。

彼女は結婚の事はさて置き、持ち前の頭の良さで、鑑定結果と今の自分を照らし合わせ
前向きな意見を私に何回も提示し、これからの自分自身の生き方に自信を持っていった。

ひととおり鑑定が終わると、彼女が独り言のように囁いた。
「年下と付き合うって、難しいですね。付き合っているだけだったら何にも問題は無いに・・・。
結婚しなくても、これから成長していく彼を見ていて、いつか私・・・、
焼きもちを焼いてしまうかも・・・」

「大丈夫、貴方も間違いなく成長していくから。
年下って最初から分かっているんだから、安心して成長して下さい!
今だけだよ、歳の事が気になるのは。
女の子は小さい時からオシャメだから20歳までの成長が早いけど、
男の子は20代から成長する人が多いから。普通に世間に揉まれればだけど・・・。
お互いが30代になったら、歳の事なんか何にも気にならなくなるよ」

「そんなモンなんですかね~」
「経験者だから、そんなモンです!」
彼女は少しだけ笑った。

帰りがけに彼女は、ある決心をして帰って行った。

「本当に自分は何の為に結婚したいのか考えてみます。
その後で、勿論彼にも自分の今の気持ちを正直に話してみます」
「大丈夫?」
「今の、こんなに焦ってる自分じゃ、全然駄目だと思うんですよね、彼の事も、結婚の事も!
今日先生と話した事を家に帰って、ゆっくりもう一度考えてみて、確り自分の意見を持って
彼と真正面から話してみます」

私は彼女の事を最後まで頭の良い子だなと思った。

歳をとってしまえば歳なんて関係ないのに・・・、
こと結婚の時期に関しては、
これも「タイミング」なんだなとシミジミ思わずにはいられなかった。

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