≪浄化 NO.2≫

≪浄化 NO.2≫

鑑定を初めて、10年くらい経った頃、それは初めて起こった。
その時は不思議な感覚と言うより、ただただ凄く幸せな気持ちに浸った。

ある依頼人からの予約電話の時に、いつも通り生年月日と生まれた時間を聞き、その依頼人のために鑑定表を作ってみると、これが本当に理想通りの生年月日と生まれ時間で、教科書通りと言うか、セオリー通りと言うか、これぞ四柱推命学が帝王学と言われる見本のような鑑定表が出来上がり、私はその依頼人に会う前から心がワクワクして来るのを感じていた。

そして、10年毎に流れている運命も10代20代にしっかり自制心の運が巡っていて、このままの運を行けば、人格的にもかなり鍛えられる形になっていて、運の流れもその人を応援する運が30代のこれから入ってくるようになっていた。

ただ、あくまでも、これは今の段階では占いの話で、この誕生日と生まれた時間であれば誰でも素晴らしい運の持ち主というだけで、このような素晴らしい運の持ち主の鑑定は今までにも何度も経験はある。
ではこの先の段階の鑑定ではどうかは、直接本人に会って、今までの話を聞いてみないと、分からないのは当然。
私の頭の中があきらかにクリアーになっていくのを感じながら、その依頼人の鑑定予約日を楽しみに待った。

鑑定予約日当日、私の予想は当たっていた。
依頼人は一見ごく普通の青年で優しそうな笑顔をたたえながらやって来た。
多分、誰も思わないだろう、特に特徴もないこの青年が無限の可能性を持っていて、これから先、沢山の人々の指導者として上に立ち、そして、数えきれない人々に幸せを与える事が出来る可能性を持っているなどと・・・。

その依頼人が今までのただの素晴らしい運の持ち主だけではない事はすぐに分かった。

と言うのも、その依頼人が鑑定のために私の横のソファに座った瞬間、ふわっと様々な色をした光の粒のようなものがキラキラ光りながら、彼の身体からいっせいに零れ落ちた。
そして、ソファの上に零れ落ちたその光の粒はすぐにソファから浮き始め、次第に彼の腰の周りをゆっくり回り始めた。

私は思わず、口に出さずにはいられなかった。
それでつい、「貴方、いつも、こう?」と言葉にしてしまった。
「えっ、何ですか?」彼は私の変な質問にも笑顔だが少し不思議な顔をして答えた。
「あっ、ごめんなさい!気にしないで、独り言だから・・・」

そして、いつの間にか、何処からともなく小人達が彼の周りに集まって来た。
その数はおびただしいほどの人数で、彼の身体から10cmくらい離れた周りを光の粒に加わって回り始めた。
それは、まるで彼を称えながら、彼を守っているようだった。

それを見て、私はこの依頼人が凄い運の持ち主以上に、前世からの課題を既にクリアーして、私達とは違う次のステージを生きているのではないかと思った。
この人は神に愛されている、そしてこの人は選ばれた人なんだという事を私は確信した。

そして、その小人達に押されてと言っても過言ではないが、自分で言うのも可笑しいが、鑑定はいつもと違い、恐ろしく神がかったものとなった。
私ではない誰かがまるで私に乗り移ったようで、一点の曇りもない明確な鑑定内容が私の口から溢れんばかりに出て来て、その依頼人のこれからの人生を映像で見ているような感覚で映し出し、私はと言えば、誰かと依頼人の鑑定を二人の真正面に座って見ている感じだった。

鑑定が終わった時、依頼人は自分が凄い運の持ち主で恵まれている事は既に分かっていたようで、鑑定内容を喜んだと言うより、これから起こりうる事を一つずつ確かめているような印象を受けたが、
「これから先の事が自分で考えていた以上にハッキリして、やらなければならない事が明確に成りました。ありがとうございました!また、よろしくお願いします」と言って帰って行った。

その後、依頼人が帰った後、私が鑑定表を眺めながら、先程までの不思議な時間の余韻に浸っていると、いつの間にか何処からともなく小人達と沢山の光の粒が私の周りをグルグル回り始めていて、私は小人達と光が作る円筒の中に居て、よく見ると小人達は何やら唄いながら踊り出していた。
そして、次の瞬間、私の身体の中を物凄い勢いで何かが通り過ぎたかと思うと、急に私の身体が少し浮いたような感じがして軽くなった気がした。
そして小人達と光の粒が私の身体の周りを回りながらゆっくりゆっくり登って行った。
私の中の悪と言う名の全ての物が消えて行き、ゆっくりゆっくり自分が浄化されていくのを感じた。
とても不思議な感じ・・・。

私的には依頼人のお裾分けを頂いた感じで、その小人達は彼の守護神のような役割で、
どうも鑑定のお礼に、私の悪の部分を一旦取り除いてくれた感じだった。

このような経験はその後、しばらくは起こることはなかったが、又10年くらい経って同じような事が起こり、そして、2年前にも同じような事が起こった。
それぞれ依頼人は別な方々で、私はその時もお裾分けの「浄化」されていく感じを味わった。

実を言うと、先の二人の依頼人は未だに私に鑑定依頼をしてきているので、その後も、当然ながら、何度もその依頼人に会っているのだが、残念な事だが、その後の二人には小人達も光の粒も依頼人の周りには付いていなかったと言うか、私には見えなかったし感じなかった。
ただ、2年前から来ている依頼人は何度会っても、毎回小人達を連れて来ているので、私はその度に「浄化」されていく感じを味わっている。
それで、子供の時の事を思い出して、時々、植木を見ては小人達が遊んでいないか確認しているのだが、やはり私の力だけでは見えないようで、全てはお裾分けの力のおかげのようだ。

先の二人から消えてしまった小人達については又別の機会にもっと詳しく書きたいと思います。

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