≪人間関係 会社は仲良し学級じゃない!NO.2≫

≪人間関係 会社は仲良し学級じゃない!NO.2≫

私が彼女の愚痴を聞きながらすっかり思い出に浸っていると、彼女がボソッと言った。
「部署・・・、変えて貰おうかな~」
私がすぐに現実に戻って、
「多分・・・、部署を変わっても同じだと思うよ!もう時代がすっかり変わってしまったんだと思う。特に貴方の会社は大手だから、小さい会社と違ってコンプライアンスもしっかりしているし、会社全体が外資系のように本当に個人主義になったんだと思うよ」
そう言うと、彼女はすぐに
「そうかな~?復帰する間に同期とか元の同僚なんかに話を沢山聞いたけど、全然そんなこと言っていなかったし、そんな感じはなかったから、本当にすんなり職場に戻って、仕事が出来ると思っていたんだけどな~。今は仕事と言うより、部署の雰囲気に毎日物凄く疲れる。これじゃあ、何しに毎日会社に行っているか分からなくなっちゃった!」

多分、現場でずっと働いている人達も変化には勿論最初は戸惑ったのだと思う。
しかし、毎日の仕事の忙しさの中で多少はすぐにはその変化を受け入れがたくても、いつの間にか自然にそれが当たり前のようになってしまって、その現実にすっかり慣れてしまったのだと思った。
それで、彼女にはその変化を具体的には説明出来なかったのだと思うし、競争が激しい時代の流れの中にいて、それ以上に仕事が忙しくて一々そんな事に構っていられないのも事実だと思う。
やはり、時代の流れは早く、他人の心もそれにどうにか対応していかなければ、今の時代は生きていけないのであろう。

それで、私はどうせ本来の仕事をやらせて貰えていないのであれば、そういう意味での部署異動はいいのではないかと彼女には言った。
そして、ただ彼女には、何処の部署に行っても、部署の雰囲気は今の部署とあまり変わらないだろうと思うし、もう会社は『仲良し学級じゃない!』事をくれぐれも忘れないで、あまり期待しない方がいいと言った。

その後、彼女はすぐに部署異動を上司に相談して、会社が最初に用意してくれた部署にすんなり移動した。
部署の上司も彼女の戸惑いに気が付いていて彼女の対処に困り果てていたようで、
自分の管理能力を問われるリスクを考えて、急いで彼女の希望を通したようだという事を私は後から彼女から聞いた。
と言うのも、部署異動から、2ヶ月くらい経つと、又彼女が鑑定予約を入れて来たから、
私もその事を知る事になったのだが・・・。

やはり、私が思っていた通り、新しい部署もあまり状況は変わらないようだ。
彼女の話を聞いていると、むしろ、各自が子供を抱えているので、完全に個人主義で仕事も回っていて、全く和気藹々とした雰囲気はなく、各自が各自の仕事を終えると、挨拶もそこそこに帰っていき、元の部署よりもっと殺伐とした感じのようだ。
彼女も私がしつこいくらい言っておいたので、殆ど期待はしていなかったものの、同じ年頃の子供を抱えている人達なので、多少は話が合うのではないかと思っていたようだが、実際には、彼女が子供の事を少し相談した時に「うちの子はこうだけど、人それぞれ違うからね~。あまり私の言う事はあてにしないで!」と言われてしまって、ショックを受けたようだった。

そして、その後、彼女は同期や産休前の元同僚とも飲む機会があったので、その話をすると、あっさり「そんなの当たり前だよ!自分の評価が1回でも下がったら、首にはならなくても、もう2度と良い評価がされないって感じなんだもん、もう他人の事なんて構っている余裕なんてないんだよ、みんな!」
「他人に余り弱味を見せない方がいい、何処で足を引っ張られるか分からないから、部署の人達には特に注意した方がいい。大袈裟かもしれないけど、本当の話なんかはしない方がいいよ!」
と言われたらしくて、彼女も本当に現実を知ったようだった。

その話が終わると、彼女は来年の自分の運の流れをあらためて聞いてきた。
私が来年の月運までを入れて鑑定して、4月過ぎれば、彼女にとって良い動く運が応援する事を伝えると、彼女は転職の話をし始めた。
「多分、これからどこの会社も今の会社のようになるのだろうけど、私はやっぱり自分の性格上、応援団が必要だし、甘いかも知れないけど、先生の言うところの『仲良し学級』のような会社で仕事がしたいから、給料が下がろうが、会社の規模が小さくてもいいから、来年転職しようと思う」
来年の4月になれば、彼女の子供は小学校に入るので、その子供の4月からの状況をふまえた中で、ゴールデンウィーク明けからの転職活動を私は勧めた。

彼女が帰る時に言った。
「みんな、私が産休を取っている5年の間、会社の変化にも負けずに凄く頑張って来たんだと思う。だから、今でもバリバリ前線で働けているんだと本当に思うよ。みんな、私に結構キツイ事を言いながら、私が昔の話をした時・・・、その時だけは凄く懐かしんで話も盛り上がって、みんな昔と変わらず凄く優しい顔をしていた!」
他の人達も決して、今の状態にすっかり馴染んでいる訳ではないのだと思う。
まだ、相変わらず『仲良し学級』の事はしっかり覚えているのだ。
私は帰る彼女を見送りながら、そっと彼女の肩に手を置いて言った。
「転職したら、彼らにも又会いなよ、今度は純粋な友達だから!」
彼女が大きく頷きながら、産休前のキャリアウーマンだった頃の笑顔の彼女に戻っていたのが、とても印象的だった。



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