≪介護が家族を崩壊させた! NO.2≫

≪介護が家族を崩壊させた! NO.2≫

彼女曰く、父親の両親だったお爺さんとお婆さんは自分の子供達が大変仲も良く、皆が長い間近所に住んでいるので、自分達が亡くなった後、揉める事なんて全く想定していなかったようで、彼女の父親が長男で実家にそのまま住んでいたためで、書類上では彼女の父親に自分達の全ての財産を相続させたが、「兄弟姉妹の誰かに何かあったら必ずお互いに助け合って、その時はしっかり財産を分けなさい」と手紙のような遺書を残していたらしく、それを親戚一同もしっかり持っていた。

これもどこも同じで、お金の事が出てきた瞬間に、一旦介護から離れていた彼女の兄弟と姉もその事に口を出し始め、親戚の一人が弁護士を立てたため、話が全く進まない状態になり、それで彼女の兄弟と姉も「こんなんことに一々関わっていたら、何年かかるか分からないから、仕事もまともに出来ない!」と言い出し、各自が各自で自分の欲と保身のため、各自弁護士を立てる事となり、彼女の両親もしっかり自分達で弁護士を立ててしまった。

彼女はと言えば、オーストラリアにいる一番下の妹にはこの介護が始まって以来、両親が一年で物凄く弱ってしまった事を常日頃電話で連絡していたが、今回の事で、自分と妹だけが蚊帳の外になっていしまった状態の事を妹に新たに報告すると、
妹はさすがオーストラリアで店を経営しているだけあって、超合理的な考えで「お父さん達もみんな弁護士を立てているなら、お姉ちゃんもすぐに弁護士を立てた方がいいよ。私が紹介するから、お姉ちゃんと私は同じ考えだという事にして、二人で同じ弁護士にすればいいから!」と言われ
彼女が「揉めたくないから、どうにか自分の両親と兄弟姉妹だけは元のようにならないかな」と言うと、反対に妹は「お父さんやお母さん、もうダメかと思っていたけど、これで元気になるかもよ!生き甲斐が出来たんじゃない!お姉ちゃんも私のためにも頑張ってよ!」とアッサリ言われてしまったようで、彼女は相当ショックを受けていていた。

この妹に関しては、半年前に一度日本に帰って来て、その時に彼女の兄弟や姉や親戚一同から、「貴方は独り者で自営なんだから、自由がきくんだから、オーストラリアから帰って来て、貴方も介護に加わるべき!」とみんなから攻められた時も、
「あんた達、馬鹿じゃないの?あんた達みたく、休んでもしっかり給料が貰えるサラリーマンと違って、自営は1日でも休んだらお金も入って来ないし、家族がいるなら、一旦何年か介護をして介護が終わった後、又家族の元へ戻れるけど、独り者の私は戻る場所もなくなり、全部失っちゃうんだよ!そうなった時、誰が私の面倒見てくれるの!それを分かっていて言っているんだったらいいけど、そうじゃないなら簡単に言わないでよ!」と堂々と啖呵を切って帰って行ったそうだ。

私があらためて彼女に今の御両親の状態を聞くと、
その後、彼女の両親はもう誰にも面倒を見て欲しくないと言って、家の近くの私営の介護施設に二人で入ったが、弁護士を立てたため勝手に両親に電話をする事やお見舞いに行く事が出来ないそうで、電話で施設の人に様子を聞いているが、自分達で身の回りの事は思うように出来ないようだが、毎日のように弁護士さんが来て話し合っているようで、頭的にはクリアーで精神的には大変元気だと聞いていると彼女は言った。
そして、不本意ながら、妹にせっつかれて、仕方がなく彼女も弁護士を立てたという。
実際のところ、各自が弁護士を立てたため、各自それぞれが接触する事が出来ず、何事も弁護士を通して話をしたりする事が原則になっており、両親の入った施設には一度だけ全員で弁護士の立ち合いで行ったきりで、その後、勝手には訪問出来ないそうだ。
NO.3につづく

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