≪人間関係 バーチャル編≫

≪人間関係 バーチャル編≫

鑑定に来た彼女の話を聞いていて、すぐに何処かで聞いたことのある話だな~と思った。

何年か前に芸能人の女性の方が「いいね!」をしてくれないからと、文句を言っていたことがあり、それがやがては離婚理由と不倫問題にも発展して、変な形で三角関係が暴露した事件があった。
彼女の話は私にその女性芸能人が言っていたことを思い出させた。

今、ツイッターやブログ、インスタ、などのソーシャルネットワーキングサービスが発達して、今まで全く知らなかった人とも簡単に繋がり、そして短時間で思いを共有する事も出来て、この事は本当に凄く素晴らしい事だと思うが、
その反面、目の前に居る人とじかに会って話をしたりする事が大変苦手の人が本当に多い。

会社の中でも、1mも離れて居ない目の前に座っている部下が、「『それもかよ』と思うくらい何でもかんでもメールで送ってくる。自分が席にいない時なら理解出来るが、目の前に居る時なら声を掛けてくれた方が早く済むのに・・・。
それを部下に言うと、仕事をしているので邪魔になってはいけないと思って・・・と言うが、『部下と話をすることを含めて、それが自分の仕事なんですが!!!』と言いたくなる。本当に物凄く疲れる」と嘆いていた友人がいた。

話は戻って、久しぶりに「なんのこっちゃ?」と思われる鑑定予約の女性がやって来た。
その彼女は物凄く切羽詰った様子で、今にも泣きそうな顔しながら、ソファに座ると挨拶もそこそこに、すぐに話し始めた。
「私のインスタやフェイスブックに最近全然『いいね』が付かないのです。どうしたらいいでしょうか?」
「えっ?何・・・?何、何?」一体、この人は何を言っているのだろうか?
「ごめん、ごめん、もう一度言って貰っていい?それと~、今日は何の相談?」
本当に私には全く理解できない言葉で、珍しく、そして久しぶりに私は動揺してしまった。
「とにかく分かるように、説明して貰っていい?」

彼女の話をよく聞くと、彼女のインスタやフェイスブックはフォロワー数もかなりあって、彼女が写真や記事を載せると毎回多数の方々から「いいね!」を貰っていたが、
急に3か月前頃から、それがなくなったようだ。

彼女の話を聞いていた中で判断すると、
私自身この仕組みと言うかシステムに詳しい訳ではないが、
急にフォロアー数も減り『いいね』もなくなったという事は、インターネット上のどこかに彼女の悪口なり、そのようなものが書かれていて、彼女をフォローしない方が良い内容のようなものがあるのではないかと思われた。

四柱推命鑑定師の私が単純に分かっている事は
彼女が予約を入れた時に教えて貰った誕生日と生まれた時間から作った鑑定表から鑑定した彼女の性格や運の流れで、
彼女の持って生まれた運の特徴が本来の性格の寂しがり屋以上に、とにかく大変な見栄っ張りの性格で、そこへ持って来て、彼女の今流れている10年運がそれに輪をかけて、外に格好つける運が付いていて、その悪運である『見栄を張る』を彼女が安易に使えば、後で、必ず彼女自身を大変苦しめる事になるという事だけは運勢的にはっきり予測が出来た。

彼女は私に話ながら、携帯電話を出して、問題の彼女のインスタとフェイスブックを私に見せてくれたが、そこに写っていたのは彼女ではなくて、所謂モデルのような女性が両手を広げてテーブルの料理を見せていた。
そしてそれは、何故か不思議な写真で、どの写真もとても違和感があった。
「これは誰なの?」
「これは私です」
「えっ~????」

私は言葉を失ってしまった。
そして、彼女は『見栄っ張り』ではなくて、詐欺師ではないかと思った。
驚いている私の顔を見て、彼女は慌てて言った。
「これ、本当に私なんです。でも加工しているから、写真・・・。」
後で分かるのだが、彼女のインスタとフェイスブックの写真は殆ど全て加工されたり、合成された写真だった。
そして、記事の内容も全てとは言わないが、その写真に合わせて書いているので創作の部分も多くなっていた。

私が彼女の写真に違和感を覚えたのは、最初の頃のインスタやフェイスブックの彼女の写真の加工はかなり凝っているが、最近の写真はあきらかに手抜きをしていると言うか、
どうも彼女自身は気が付いていないようだが、こんな素人の私でもすぐに貼り絵っぽさを感じてしまうくらい、チャッチイ感じがするものだった。
これでは普通に見ても『いいね!』どころではない。

「貴方が何のためにインスタとかフェイスブックをやっているのか、全く分からない。
だって、これ貴方じゃないとは言わないけれど、話も写真も創作なんだから、『いいね!』貰ったところで、本当に貴方は嬉しいの?よく考えてみて!」

NO.2につづく

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