≪ツケを払う・・・、様々な運の流れの中で NO.2≫

≪ツケを払う・・・、様々な運の流れの中で NO.2≫

今回、鑑定依頼のあった50歳過ぎの男性がそのツケを、今、嫌と言うほど払わされているのだが、『時すでに遅し』となってしまっている。

彼の運の流れは30代の半ばから、10年間この厄介な運が巡っていて、
話を聞くと、やはり、その時期はかなり本人的には盛り上がったようで、体力気力も充実し、仕事は怖いもの知らず、そのおかげで成績も上がり、そして舞台女優と結婚し子供も設けて、40歳になり独立。
最初は独立して作った会社も順調だったと言うか、勢いがあり、すっかり周りのおだてにも乗り、都内の所謂高級住宅街と言われている所に新築の家も建て、50代には悠々自適の生活が出来る事を夢見て頑張っていたようだが、
10年間の運の流れが変わると、急に周りの人達が彼から離れ始め、何時しか本来の仕事では思うように売り上げが上がらなくなり、今や仕事内容も本分からすっかり外れ、何やら、怪しげな実体のないコンサルタントとして、日々、目先の金ばかりを追っている状態だった。

そして、自己破産寸前の状態にもかかわらず、気持ちはその10年間の時のままで、相変わらず見栄を張り、家族にも現状を話していないため生活ランクも落とせず、借金ばかりが嵩む状態なのに、未だにその10年間のバブルのような生活に未練があり、
私と現状の話をしている最中でも、彼はすぐにその良かった時の10年間の思い出話を始めてしまう状態だった。

彼の話を詳しく聞くと、現実的には奥さん名義の貯金がかなりあり、それを崩せば生活ランクを下げれば、食べていく事には困らないようなのだが、それを奥さんに言い出せないようで、仕事が殆ど決まらないので売り上げもなく当然給料が発生しないので、この5年以上、奥さんには内緒で高級住宅街に建てた家と土地を担保にお金を借り、毎月の給料を借金で補っている状態で、既にそれも借り切っていて、もうどうにもならないところまで切羽詰っていた。

彼のここ最近の話とその前の厄介な運の10年間の話を聞いていて、
最初、彼は仕事が貰えなくなってしまった理由を「時代が変わって・・・、なかなか仕事のやり方ももう昔とは全然違うんで・・・」という事ばかり言っていたのだが、
「その前は、そんなに沢山の会社や人達と関わって仕事が上手くいっていたのだから、その時に関わった方々の中には貴方を今助けてくれる方がいてもいいはずでしょ?」と私が言うと、
彼は少し黙っていたが、
「まったく人間っていうのはいい時は集まって来てペコペコしているくせに、少しでも悪くなった途端、施してやった恩もすっかり忘れて・・・、本当に冷たいもんですよ!」
と、急に人が変わったように吐き捨てるように言った。
そして、彼は堰を切ったように話し出した。

彼曰く、みんな、手のひらを返したように
「あの時は安い金額で○○さんにはかなりこき使われたからな~。まあ又何かあれば声掛けますよ」
「今更、それはないでしょ、○○さんとはやり方が全然うちは違いますから無理ですよ!」
「かなり儲けたんでしょ、あれだけ抜いていたんだから!もう働かなくてもいいんじゃない!」
「○○さん、よくうちの会社に来られましたね~。前はうちの会社なんて馬鹿に仕切って鼻にもかけなかったくせに・・・、困ったらうちに頼るはないでしょ!」
と、等々、様々な辛辣な事を言われたようで、門前払いや居留守まで使われ会えていない人が殆どで、実際に会えて話を聞いて貰った人はほんのわずかだと言う。

その話を聞いていると、やはり彼の良かった10年と彼に関わった方々のその10年は全く違うものだったようだ。
彼はかなり傲慢なやり方で仕事をしていたようで、散々辛い目にあわされていた人達にとっては、彼に今更頭を下げられても・・・、もう遅いという感じなのだろう。
彼の10年は自分さえ良い運に翻弄され、周りの人への気遣いもすっかり忘れ、自分に酔ってしまい自分のやりたい放題だったようで、多分もうその業界では彼の居場所はないような状態だった。
人は誰でも失ってみて初めてその事の重要性に気が付く。

一応、彼には運の流れを説明し、どうしてこんな状態になってしまったのかを説明すると、
彼はかなり落ち込んでいた。
そして、今やっている怪しげな仕事を引き合いに出し、これから更にドツボにはまって悪い道に足を踏み入れて真面には生きていけなくなってしまう前に、今はしっかり現実を見て、その現実と正面から向かい合う事が大切で、すぐにでも家族に今の状況を正直に告げるべきだという事を話した。

彼にとっては最後の砦でもある家族に話す事が本当の意味での最大な屈辱だろう。
何故なら、今までそれをしないですむように、彼は必死で不本意な仕事などもしながら画策してきたのだから。

今から家族に今の状況、そして家族自体にも影響がある家を手放さなければならないという現実の話もしなければならないという大きな試練が彼には待っている。
この事で、夫婦間の危機や家族崩壊の危機も考えられる。
そして、彼の話では、今までやって来た業界ではもう仕事は出来ない可能性があり、新たに違う分野での仕事を見つけなければならないが、50歳過ぎて違う業種の仕事と言うのはかなりの覚悟がいる。
彼にとってのツケを払う時間はまだまだ先が長い。

運の流れと言うのは、本人が初めから持っている運の良いところは伸ばし、悪いところを修正するのに、大変良い切っ掛けを作ってくれるのが本来の役目なのだが、
このように、自分さえ良ければよい運などの厄介な運がいつ巡ってくるかで、その後の運に大変影響して来る事がある。

人生の終盤に巡ってくれば、NO.1で書いた通り、
20代までに巡ってくれば、その後の人生の中でまだまだ修正する時間もかなりあり、「早めに痛い目に合っておいて良かった」と思い出話の一つにもなるが、
35歳くらいから自分さえ良ければよい運が巡ってきた場合、20代から働き始め、社会との繋がりも出来て、自分の立ち位置も分かった頃で、丁度これから今までの経験をもとに実力をしっかり発揮していく時期と重なり易く、自分の力なのか運の力なのか分からなくなり、自ずと自信過剰に陥っても仕方ない。

毎年の運の影響はあるが、何かが今までとは違うと感じた時は運の流れが大きく変わった時です。
その時は大変注意が必要だが、あまり恐れる事も無いです。
自分の良い部分や修正箇所が見つかり、良くも悪くもきっかけを掴み易いのです。
ですから、一度立ち止まって、ゆっくり自分と周りとの状態を冷静に見直してみましょう。
早い時期にそれに気が付けば、運気を良い方向に変えるチャンスも見つけられるはずです。

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