≪人間関係 ザ・日本人≫

≪人間関係 ザ・日本人≫

この20年間くらい、特にこの10年間はインターネットの普及が物凄い勢いで進み、私達の生活の中にも世界中の情報が毎日のようにライブで届くようになって、本当に世界は近くなり、世界のありとあらゆる情報が日々更新されて、私達日本人社会をも支配するようになってきた。

グローバル化の波で世界が広がった分、何事も合理的な考えのもとに日々世界の流れは進んでいるが、
世界的に見ても本質的に超人間的な日本人はこの流れに果たして乗って行けてたり付いて行けているのだろうか・・・?

世界が近くなった分、仕事の中では合理的な流れをドンドン受け入れなければ、会社の利益にも繋がらず、
私達個人の生活も豊かにならず・・・、しかし私達の心は日本人気質のまま。

早く、世界基準(?)に追いつかなければと思い、現実的には何事も割り切ったフリをしながら、
心は日本人のまま、そこにいつも置いてきぼり。

そして、本音を言えば、1日の中で何回も、その置いてきぼりの心が気になり、自然にそこに引き戻され、その度に現実と心の間に葛藤が生まれ、毎日、結局、その置いてきぼりの心を捨てきれずに、そして最後は振り回される事になる・・・、を繰り返している気がする。

合理化の現実と日本人気質の心との間で、行ったり来たりしていて、
どちらが良いでも悪いでもなく、
今の時代は昭和時代生まれの親の元で育って来た日本人にとっては物凄く中途半端な状態で、
冷たくも優しくも出来ず、大変生きにくい時代だと思う。

合理的な言動の中で生まれ育ってきた欧米の人々とは、日本人は明らかに文化の違いがあり、
そう何でもかんでも、白黒ハッキリつけられるものではなく、日本人はとにかくグレーゾーンが多い。

勿論、白黒ハッキリした方が分かり易いと私達も充分分かっているのだが、日本人の気質上、0か100かと言われれば、30も50も・・・、80の場合はどうするの~?と言い出す人も多い。

そして自分の事は勿論大切なのだが、その大切な枠の中に自分一人で居る事が不安なのか孤独なのか、それとも自分だけ良い思いをすると心が痛むのか・・・、いい意味でも悪い意味でも、とにかく自分の大切な枠に他人を誘いたがる気質がある。

まあ、よく言えば平和的、悪く言えば集団行動大好きで・・・。

欧米の人々にとっては「日本人は一体何を考えているか分からないし、どういうつもりでその行動をしているの?」と言う感じ。

私の友人にフランス人の夫婦がいるが、知り合って二年経った頃に私に言った事がある。
「貴方が無条件に私達に親切にしてくれる事が最初は本当に不気味(?)で、何か裏があったり、後で何か要求されるのではないかと思って、貴方と知り合った頃、夫婦で貴方の事を話題にしていた。
でも私達が貴方に何もしてあげていないのに、貴方は半年経っても一年経っても二年経っても、出会った時と全く変わらず、毎回私達に大変親切で・・・、
それが本当に貴方の純粋な優しさで、日本人はそういう人種なんだという事がようやく最近分かったのよ。
日本人って凄く素晴らしい人種だけど、本当に大変ね~、疲れない?!」

やはり、私達はどんなに時代が変わっても、まだまだ『ザ・日本人』なのだと思う、
ただ時代の流れが物凄く早過ぎるのかもしれない・・・。

ここ最近、鑑定依頼で相談に乗ったいくつかの話は、
根底には、この『ザ・日本人』が現実的な合理化と日本人気質の心の狭間で、このどちらかを選択しきれずに、曖昧な態度を取ってしまった事で起きてしまった出来事です。

今からお話しする話は私達愛すべき『ザ・日本人』の今の時代の戸惑いの象徴です。

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